とりあえず、エオタによる映画批評箱! 2008
しっかし、映画って本当につまんないね。
項リスト(更新順)
ミスト(17) ソウ4(10) ザ・フロッグ・プリンセス(3) 崖の上のポニョ(18) リメイク版 キアヌ主演の「地球が静止する日」(5) あげ(10) デビルマン(4) お葬式(2) 超映画批評 『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』10点について(3) エオタのブルーレイ紀行(9) 逝紙(いきがみ)(1) 町山の論旨を誤解する人間と、誤解しなくてはならない人間の共通点(16) ディスタービア(1) インディジョーンズ クリスタルスカルの王国(10) 「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの前日譚の「ホビットの冒険」2部作(3) ...他20項
ミスト(17) ソウ4(10) ザ・フロッグ・プリンセス(3) 崖の上のポニョ(18) リメイク版 キアヌ主演の「地球が静止する日」(5) あげ(10) デビルマン(4) お葬式(2) 超映画批評 『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』10点について(3) エオタのブルーレイ紀行(9) 逝紙(いきがみ)(1) 町山の論旨を誤解する人間と、誤解しなくてはならない人間の共通点(16) ディスタービア(1) インディジョーンズ クリスタルスカルの王国(10) 「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの前日譚の「ホビットの冒険」2部作(3) ...他20項
時代背景として普遍的な姿。ようするに、フツー。本当にどこにでもある、戦後の家族像だと思う。
で、それが面白いかというと、面白くないんだ。母親が偉大で、そして何よりも素晴らしいというのは理解
できるけど、それを語る視点がぐうたら息子というのがダメ。このオダギリ演ずる息子は、別に感性過多でもないし
最後の最後までただの傍観者っぽい立ち居地で、金銭的なピンチ時も母親の友人が突如店を手放し、それを
譲り受けるってなご都合主義がかっとんで来るので、人生の岐路と自分を見つめるチャンスというのが彼には
到来しないのだ。ゆえにドラマが生まれない。もちろん、それはリアルだし、ある意味凄いことなのだが、
この毒にもならない平坦さが俺には苦痛。オールウェイズほどではないにしろ、この映画も過去賛例の類なのだろう。
しかし、古きよき時代というのはそんなに美しいのか?
今に目が行かぬ視点は気持ちが悪い。繰り返すが、そういう人種の視点にたった映画なぞ毒にも薬にもならん。b
実はかけがえのないものだと知る・・・ああ、感動、等身大の大感動ですか??
はいはい。原作に忠実ですね(原作読んだことないけど)。
せめてオダギリのナレーションがなきゃなぁ。短いエピソードをモノローグで補完して頼るなんて、演出として低級。
俺だって母親が喉頭ガンになったし(今は回復)、親父は脳梗塞と腎不全で今でも人工透析の送り迎えしてるし、従兄弟は肝硬変で死んだわ。
友人の子供は乳幼児突然死症候群で原因不明で死んだし(しかも、それで離婚)、ある友人は精神病で2年も入院してたわ(一年後、また再入院)。
この映画で描かれているセンチメンタルなニートレベルの自己批判なんて、微塵も感動できないし、一ミリも同調もできねぇよ。
むしろ、母親がさっさと死んで、たいした負担もない主人公(子供もいないし、養う妻もいねぇ)が羨ましくてしょうげねーっての。b