映画を全然観なくなったエオタによる、枯れた映画批評「2012」
コピーのコピーのコピーが氾濫し、消費することでしか存在理由が見出せないダメコンテンツの旺盛。
それでも人は時間つぶしというお手軽さに色めきあい、グリーやモバゲが金を効率よく徴収するシステムを確立し
それに我も倣えと追随する。断言するが、何かを得るためには相応の時間という対価や素養というものが必要なのだ。
日本の新潟に銃国産ワイナリーが生まれ繁盛しているんだが、そこは団体客禁止、子供禁止と客にルールを強要する。

面白いから、皆がやってるから(再放送のたびに「ラピュタ」を見て喜んでコメントするバァカとか)などとの曖昧な
理由からからではなく、ダイヤモンドは陰影があってこそ美しいとするならば、本物に至る道に影があるほどに、
それは本物足りえるのではないか。ガラス玉を本物と思い込まなくてはならない人間ほど、心のさもしい豚はいない。
メーテルリンクの「青い鳥」では幸せは身近にあるといったが、んなもん外に出るつもりもないブタの逃げ口上だよな。b
(yrloeq) 2011-12-09 09:49:57作成 2024-02-16 08:50:45更新 231投票 52有効票 105気になる 138興味無い 3609参照 はてなブックマークはてなブックマークに追加 Twitterでつぶやく

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2. 『哀しき獣』についてのコメントGoogleYouTube


「チェイサー」のナ・ホンジン監督の二作目。前半は殺人依頼を請け負った朝鮮族の男の動向を丁寧に追うが、後半は「ボーンスプレマシー」にモロ影響を受けたノンストップの逃亡劇を描く。
あえて銃を使わずに包丁と手斧のみの殺人シーンが延々と続く。しかしハリウッド資本のおかげで前作ほどのエグさはなく、肝心な(俺にはな)グロ部分では白黒になる始末。
中盤以降の逃走劇に無理やりなシーンが結構多く、どうやって逃げおおせたのかに全く説得力がない(警察相手に走りだけで撒いてしまうのはアリエネェだろ。
追ってきたパトカーが全台クラッシュって・・・登場キャラはトライアスロン級の選手ばかりで息切れ一切なし、ただ逃げる追う逃げる追うの図式がひたすら繰り返されるためにご都合主義が続く。
しかし、それは悪い点ではない。登場キャラが敵味方をかえて、ひたすら殺し合うのが心地よいからだ。誰も相手を追う理由を知らず、混乱の中で少しずつ情報があかされるが
人を殺し続けている当事者にとっては既にことの善し悪しはもはや関係ない次元に。最後にあかされるオチも意地悪く、何もかもが意味がないのかと思わさすもの。
[#1](fdvuht) 2012-10-06 11:01:58
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