映画を全然観なくなったエオタによる、枯れた映画批評「2012」
コピーのコピーのコピーが氾濫し、消費することでしか存在理由が見出せないダメコンテンツの旺盛。
それでも人は時間つぶしというお手軽さに色めきあい、グリーやモバゲが金を効率よく徴収するシステムを確立し
それに我も倣えと追随する。断言するが、何かを得るためには相応の時間という対価や素養というものが必要なのだ。
日本の新潟に銃国産ワイナリーが生まれ繁盛しているんだが、そこは団体客禁止、子供禁止と客にルールを強要する。

面白いから、皆がやってるから(再放送のたびに「ラピュタ」を見て喜んでコメントするバァカとか)などとの曖昧な
理由からからではなく、ダイヤモンドは陰影があってこそ美しいとするならば、本物に至る道に影があるほどに、
それは本物足りえるのではないか。ガラス玉を本物と思い込まなくてはならない人間ほど、心のさもしい豚はいない。
メーテルリンクの「青い鳥」では幸せは身近にあるといったが、んなもん外に出るつもりもないブタの逃げ口上だよな。b
(yrloeq) 2011-12-09 09:49:57作成 2025-06-17 18:36:30更新 243投票 63有効票 111気になる 147興味無い 4043参照 はてなブックマークはてなブックマークに追加 Twitterでつぶやく

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5. 『127時間』についてのコメントGoogleYouTube


キャニオンランズ国立公園で落下事故を起こし、その際に腕を360キロの岩に挟まれて脱出できなくなったアーロン・ラルストン。
彼は五日間生き抜くが、ついには腕の切断を決意する・・・・このあまりに限定された状況下で95分もの上映時間をどう持たすのか、興味はその一点のみ。
結論から言って、三分割画面の多様や、家族の幻影、現実逃避の一人芝居など小手先演出が上手すぎてプロモ映像みたいな構成にガッカリだった。
もっと極限状態を映像化したものを期待したのだが、ラルストン自身が非常に博識で、かつ冷静な男なのでパニック演出はほぼない。
愚痴もなく、独り言もないので、状況が分かりにくく、彼が腕を切断するにあたりすること(止血、流血の量の確認、骨の切断など)の流れ唐突な印象。
腕の切断を決意することと救出を持つかというギリギリの判断過程が分からないので、だんだんと迫り来る死の恐怖も伝わらず、腕切断→通りすがりに
発見されて救出という安易な流れに拍子抜けの感が。見せ場である切断シーンもMTV的なカット多用演出でリアリティが消えうせているのが残念。
気持ち悪いから仕方ないのかねぇ。救出時に18キロも体重が減っていたのにフランコ自身にそういった焦燥感がうかがえないのもマイナス。
登山家ってのは、元々孤独に強い耐性なんだろうが一般人が考えている恐ろしさはこの映画じゃ味わえない。寒さ演出も一言で終了とか、もっと主役を追い込めよ。b
[#1](flhacb) 2012-03-24 06:01:48
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