映画を全然観なくなったエオタによる、枯れた映画批評2011
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1 ストーリー
2 内面・理由・心理
3 テーマ・作者の意図 (インタビューや過去の作品を観る)
4 観客の意見、感想 (誰でもできる)
下に行くに従って、解釈は多様になるが、3層までは観客の解釈の自由はほとんどない。
事実というものがまず存在するからだ。
この部分での解釈の自由を許してしまうと、映画自体が意味の無いものになってしまう。
それは思想の無意味化であり、知能低下や教養の崩壊が起こる。
個人の自由だとか、個性だとかの方便はカスの専売特許というわけだ。     byエイガオタb
(hcnefh) 2011-01-02 08:58:39作成 2024-03-26 12:12:28更新 345投票 72有効票 66気になる 102興味無い 4788参照 はてなブックマークはてなブックマークに追加 Twitterでつぶやく

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11. 『女優霊』についてのコメントGoogleYouTube


「リング」の中田秀夫が「リング」以前に撮影した、1996年公開のホラー映画。
このたび海外でリメイクされたために、日本でも再公開された記念に観てみました。

ホラー映画を勘違いしているアホが多いのでいうが、怖がらせてなんぼというような形態の作品ではないんだよ。
映画は作り物・・・フェイクなんだから、嘘だって視点で見れば全てのホラー映画はやらせコメディにしかならない。
白塗り、長すぎる黒髪、白いワンピース、日本の幽霊のイメージに基本なお化けさんは、今からすると、またかよレベルの造形だ。
この映画のラストにも明らかな白塗りの美形お化けが満をじして出てくるが、ここは失笑を禁じえない。
しかし、この映画は十分にホラー映画足りえる佳作である。b
[#1](ealdoc) 2011-01-11 01:07:48

まずお化けが出てこない。これがいい。

お化けは実は主役ではなく、それをとりまく現実世界の住人こそが怖いという空間を作り出すファクターだということを監督はよく知ってる。
低級ホラーのお約束、なぜか一人っきりになってしまい、そこをお化けが急襲といった舐めた演出もない。いきなり爆音発生もなし!!
丁寧に、ネタを仕込ませながら映画はゆっくりと進行する。
(予告編ではそーいった空気描写を見せると退屈な映画にしかうつらないので、見せ場つなげてアクティブな映画に見えるけどね)

でも、最後のオチ付けがヘタクソすぎ。見せなかったお化けを大安売りしてしまったのは痛い。
謎が謎のままで映画は終わるんだから投げっぱなしでも良かったのに、スーパーパワーのお化けが出てしまうと、とたんに映画がチープになる。
ただお化けの行動範囲がちゃんと限られているのは良かったね。b
[#2](ealdoc) 2011-01-11 01:37:47

75点やね。b
[#3](ealdoc) 2011-01-11 01:41:09
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