2006年夏の大停電をはじめ、日本の技術レベルの低下は異常。「こと」が起こらないだけ、今の日本は危機的状態といえる。
あの停電騒ぎだって、本来、一部の幹線が切断されただけで首都圏全域の停電に繋がるなんてことは本来ありえなかった。復帰手続きをマニュアルどおりに行った結果負荷が一部の施設に集中して将棋倒し式にシステムが落ちていった。
電車の復旧も然り。朝のトラブルを夕方のラッシュまで引きずってたり。
これらは団塊世代が、感覚で行ってきた技術的常識の積み重ねを後進に引き継がなかったためだ。
「習うんじゃない、盗め」なんてのは芸術家や大工・蕎麦屋なんかの「手に職」系にいえることであって、
技術職のマニュアルなんてのは習うしかない！ましてや、自分らの世代が一斉に抜けることは事前にわかっていたんだから、引継ぎをしっかりするか、徐々に後進に道を譲るべきだった。
管理・指揮する地位に長いこと居座って利益のみむさぼり、さっさと引退して後のことはしりませーん。
負債は後進に押し付けて、残った人生、旅行でもして謳歌します。なんてこと、許せない。