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エイガオタの負け犬映画批評箱
今日も今日とて映画が見れぬ。
(bavqco) 2013-07-02 13:24:34作成 2014-08-11 03:19:28更新 1000投票 99有効票 44気になる 51興味無い 24627参照 はてなブックマークはてなブックマークに追加 Twitterでつぶやく

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13. 『ルーパー』についてのコメントGoogleYouTube


「BRICK ブリック」のライアン・ジョンソン監督とジョセフ・ゴードン=レビットが再タッグを組んだSFアクション。
ブルース・ウィリスとゴードン=レビットの主演で、30年後からやってきた未来の自分と対じする暗殺者の姿を描く。
タイムマシンの開発が実現するも、法律で使用が禁じられている近未来。法を恐れぬ犯罪組織が、消したい標的をタイムマシンで30年前に送り込み、
そこにいる「ルーパー」と呼ばれる暗殺者に標的を殺させていた。凄腕ルーパーのジョーはある日、いつものようにターゲットの抹殺指令を受けるが、
未来から送られてきた標的は30年後の自分自身だった。
[#1](ziglgu) 2013-07-22 14:57:20

うーむ、未来では困難な死体処理をするために、殺人対象をタイムスリップさせて過去で始末するという設定がアホすぎて同調できなかった。
じゃあジョセフ・ゴードン・レビットとブルース・ウィリスの同一人物対決に興味の対象をシフトしていたのだが、実際は片方が死ねば片方の存在は消えるわけでバトルが起こらない(当然だ)。
タイムスリップを使ったターミネーター的ストーリーにも目新しさはなく、低予算も目立ちアクション自体はパっとしない、誰がレインメーカーのボス(標的)かもまる分かりで
登場人物との係わり合いが希薄な点もあってドラマ的な盛り上がりも特に無く、ダメな映画じゃないけど低予算をアイディアでカバーしたといえる作品でもない。
この作品の大きな失敗点はジョセフ演じる若ジョーがただブルース演じる老ジョーを農場で待つだけという中盤以降の脚本と、その待ってる間に老ジョーが現代の組織をたった一人で潰すという無双ネタを
かましたおかげで話が非常にシンプルになりすぎてしまった点。ようするに未来の相手を止めたきゃ、現在の自分が死ねばいいだけの話で、しかも邪魔者は未来の自分が掃除済みとか都合がいいにもほどがある。

話を面白くするなら、更なる未来からもう一人の自分が来て、三つ巴以上の展開にしないとダメだろ。ループから脱するっていうネタも死ねばいいってな単純なものにするんじゃなくて、特定の歴史を改変しても
歴史は自動修復するとか、とにかくもうひとひねりが足りない。子供が二人いて、どっちかがレインメーカーになるけど、片方は無実とか、色々あるだろ。ジョセフゴードンは待ってる間に片親と唐突なSEXしか
やってねぇというのも脚本の弱さが出てるよな。TKという超能力設定も、浮くバイクとかの中途半端な異世界未来観も俺には無用に感じてしまった。残念賞だ。b
[#2](ziglgu) 2013-07-22 15:50:17