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エオタのただの映画感想箱
映画好きってさ、ある程度行くと、本当に細かい所だけでお腹いっぱいになるよな。
007のオープニングアバンタイトルだけで満足したり、沢尻エリカのオッパイ見れただけで幸せになったり、ある種のフェティシズムの安い感情に
支配されてしまうというか、満ち足りるという枯れた感情論に行き着いてしまう。もう、それって立派なな時間つぶしだよな。

観ているもののレベルの高低はあるものの、対極的に観れば萌え豚とカワラネージャネーカよ。

俺は、俺は、誰かと戦いたいんだ。戦うためにじゃなくて、戦わないと自分を維持できない・・・・。
(dkigts) 2013-01-05 15:27:37作成 2014-07-04 21:58:26更新 1000投票 43有効票 49気になる 69興味無い 21874参照 はてなブックマークはてなブックマークに追加 Twitterでつぶやく

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6. 『『桐島、部活やめるってよ』』についてのコメントGoogleYouTube


学校一の人気者である男子生徒・桐島が部活をやめたことから、少し­ずつ校内の微妙な人間関係に波紋が広がっていくさまを描く。
[#1](xjvnov) 2013-02-26 09:51:02

青春に対しての怨み節映画だな。この映画では誰も勝者がいない。ゾンビ映画を作る神木も、モデルルックスで何でもそつなくこなす東出も、映画的な何らかの結末一切用意されない。
あるのは情報過多により、まだ何者でもないハズなのに、ある程度の未来像を俯瞰してしまい、自分の将来性に何の希望も見出せず夢を半ば諦めている人間ばかりなのだ。
幾人かには幸せな未来を匂わすものもあるが、それらが交錯し、幸せの連鎖がつむがれる事もない。また高校生活現時点の勝ち組連中への批判も非常に抑えられたものだ。
俺は学園カーストでいうと下位と上位を自由に行き来できる立場にあった。まぁ、最下層の連中とは話さなかったが、別に嫌いではなかったし、だが連中と話してると回りがそれを制して来た。
別に自分が勝者とは考えなかったが、逆に敗者とも思わなかった。今現在、努力しなかったことを未来は白紙だという根拠無き担保によって、結論を先送りしてきた内の一人だな。ありがちだな。
そーいう俺がこの映画に衝撃を受けたのは半帰宅部の東出の最後を「桐島の携帯に連絡する」というオチを用意したこと。
イケメンの彼女持ちの東出が人生の敗者足りえるかと言うと、まー、最後には勝者側に落ち着くんじゃないかなって思うんだけど、一歩も前進させないんだよね、この映画。徹底してる。
とにかく圧倒的な現実の前に押しつぶれそうな人々のギリギリの戦い(というのもお粗末だが)を描くことに終始しているのを見せられるのが、それが青春を思い出させ、俺を何とも居心地の悪い気持ちにさせる。
苦い失笑があまりに続くと、もはや笑えなくなってしまう状況に陥ってしまうほどにリアルな学校描写も凄いんだが、そのリアルさが映画から青春映画っぽさをかき消しているのも凄い。b
[#2](xjvnov) 2013-02-26 10:39:12