………………………ひでぇ、、生身のトニー・スタークが活躍するシーンが多すぎ。
これじゃあ、ただのロバート・ダウニーJR主演のご都合主義炸裂のアクション映画じゃねぇかよ。
アイアンマンスーツの大安売りで、戦闘機の翼に直撃しても無傷なスーツが簡単に破壊されすぎ。
何故か内部武装を一切使わずにステゴロで戦い、ただの強化人間のチョップで紙屑のように簡単に
破壊されるスーツ。壊されては予備に着替え、そしてまた壊される。でも無傷な中の人。
チョーツマンネーんですけど。ミサイルや、レーザー使えば１秒ですむ敵に延々とこれをやるか？
駄作である前作や初作品のがアイアンマンの世界観として、いかに真摯だったかに身をつまされる。
マンダリンが嫌いなヤツが、マンダリンをどう描くかに期待してたのに、、、まさかのアレには脱糞。
アベンジャーズ２で口直ししないとダメだな。b

Phil HahnとJack Hanrahanが脚本やって
ハンナ・バーベラ・プロダクションがアニメ化したみたいな内容だな

褒める部分はチャイニーズシアターでマンダリンが爆破テロをかまし、それを否定したスタークを、マンダリンがその翌日に即効に襲撃したとこまで。
ここの襲撃シークエンスは調整不足で飛べないというハンデを背負ったアイアンマンが恋人のペッパーをスーツを使って助けながら、敵を撃退するという
まさしくアイアンマンでしか見られない映像だ。やはりアイアンマンの戦いは空中戦、そして武器を使用した飛び道具合戦にある。これこそ至福。
しかし本作はエクストリミスというテクノロジーで強化された人間が、このアイアンマンを圧倒的に凌駕する力を持っている設定を持ち込むのだが、
その設定をアイアンマンの超弱体化をもって描写しているので、生身のバットマンとベインの肉体バトルのような野暮ったさが全編に溢れている。これがツマラン。
強化人間とのバトルでは、空は飛ばない、ミサイル撃たない、レーザー兵器封印、仲間の無人アイアンマンの手助けもナシ、ウォーマシンも離脱と
いったいいくつの武器を封印すれば気が済むんだという状態。これで強化人間脅威説をとなえられても「ハァ？」状態である。
更に追い討ちをかけるのがスーツを長距離遠隔操作できるという設定。もはや主役すらも不要で、かつバトルでも主人公も無傷ですむたに緊迫感ゼロ。
ソードアートオンラインの戦闘シーンのような虚しさ・・・しかもしかも、今回はトニースタークの破天荒さも抑えられているのでまさに無味無臭。あーあ。

こんなクソ映画になってしまった戦犯はガイ・ピアーズ扮する科学者をラスボスにしたこと。コレに尽きる。
素直にテンリングス率いるマンダリンをボスにしとけば、映画は中盤にあるトニー・スタークがパニック障害に陥っているなんていうクソみてぇな
どうでもいいネタに振り回されずにすんだ（実際に映画内でも子供の一言で直ってたしガッカリにも程があるわ）。
確かにマンダリンは墜落した宇宙船人から奪った魔法の指輪を使うという、子供じみた舐めた設定のキャラだが、別に魔法は使わなくともテロ首謀者としての
面くらいは確保してほしかった。超有名＆人気キャラなのに、ただのコメディリリーフキャラにしたのはスパイダーマン３のヴェノム以来か。
こんな一発芸いらんわ。全体的にダークナイト的な善悪表裏一体論が匂っていて「またかよ」とも思うんだが、ただ外で長時間待たされた程度の「絶望」で
悪に落ちてたんじゃダークナイトに失礼というか。素直にテクノロジーには悪の面（＝武器）があるという趣を突っ切ってほしかった所か。
終盤のアイアンマン大集合も仲間としてではなく敵、もしくは敵の襲撃に際して人命救助を行うために駆けつけるとかにしないと意味がないだろ。
マーク３８イゴール（ゴリラ型）、マーク３５レッドスナッパー（腕が長い、災害救助目的形）、マーク１５スニーキー（ステルス型）とか活躍シーンゼロって何よ。
無限再生して、熱でアイアンマンと戦うしか脳のない強化人間なんて、ミサイルかバルカンで一秒で殺せっての。時間の無駄を見せ付けるな。