半分くらい見たんだが、主人公のランチョンが相当にデタラメな極左的思想の持ち主で、難関を乗り越えて大学に入ったのにやれ順位をつけるな、自由な発想を邪魔するなと競争社会を批判。
おまけにカースト制度まで批判し始めたのにはちょっと驚いたが、基本、努力したり、現実と言う苦難に立ち向かったりするシーンがないので説得力はＳＭＡＰの歌くらいしかない。ただの綺麗ごとだわな。
笑えるのがわずかな問題があると学生がすぐに自殺する所。映画の中で二回も飛び降り自殺があるんだよ。双方とも自業自得にしか見えないんだが、もちろんそこらへんの突っ込みはない。
（超貧乏で家族全員がなけなしの金で息子を難関大学に入学させたのに、その息子が酔って学長宅に侵入し、玄関で小便をたれる。顔もしっかりと見られ退学に→で、自殺・・・・・・・これ同情不能じゃね？）
貧乏人の家になると突然白黒シーンになるなどして一応インドの暗部も写してますよ的なリベラルアピールもあるんだが、街にしても、人にしても暗部は基本見せないのでいつもの能天気映画からは一歩も出ていない。
ってゆか、こんな誤魔化しやるくらいなら、無理してまで「貧乏人」を見せる必要はないんだけど、実は主人公が〇〇という事実があるために構成的に無視もできないので、まぁ、この程度の描写に落ち着いたんだろう。
つーか、謎なんだけど４０万人以上の人間から合格を勝ち取った主人公グループが、映画内では「オチこぼれ」の烙印を押されるという話の流れに全くのれないんだよね。東大に入れば、それでビリでも勝組だろ。
この映画って大学じゃなくて、幼稚園か小学校を舞台にしないと成立しないと思うんだが。それだけ幼稚で、短慮で、そしてバカしか取り得の無い映画だぞ。
ラストが感動するだぁ？　行き当たりばったりで墓穴掘って退学するオチで、どこをどうすれば感動できるんだっての。アホか。
あとさぁ、主演の人が妙に白人系の顔してて違和感があったわ。インドっぽい奴でも、その両親はもろヨーロッパ系で、なんつーかインド映画も世界戦略を考慮してきたかって感じ。平井堅が日本人役やるみたいなもんだな。★（６段階評価）

この映画、娯楽要素がつまってて最高に楽しいとかで、スッゲー評価
高いんだけど、やってることはガンダムSEEDディスティニーのキラと同じで、ただの現実無視で理想を語る
体のいい詐欺映画だよ。だってさ、親友が卒業試験で困ってたら、学長室に忍び込んで答案を盗んでくるんだよ。
コイツはさ、自分が天才なのに教えたりしないんだよ。テスト批判してるくせに、努力せずに不正ばっかでして、
逆に親友の足を引っ張ってる。それで親友共々学校を退学になっても一言も謝らない。人間のクズだろ。
結局カンニングは不正だからと友人から答案用紙を返されて、何も言い返せない。最低。
ただ映画的に騒動を起こした方が笑えるから、そうやってトラブル起こして騒いでるだけ。
映画は彼らのどうしようもないヘマを、超ご都合主義でウルトラリカバリーしてばっか。
天才の主人公が一切努力もせず、テキトーこいてたら首席卒業で花嫁も略奪。
そりゃ、ここまで作り手の都合優先なら誰だってうまくいくよ。b