第84回キネマ旬報ベストテンでは二位なのに、秘宝ではベスト１０入りすらしなかった作品。
（そりゃ断罪されるのが秘宝読者側の人間だからね。あの雑誌には真のペシミストはいねーってこったな。完全無視ってのが笑えた）

人間のクズを心の底からぶっつぶす展開に胸がすく！！
ただクズ側の人間が自分のことを頭がいいと思ってるだけの透明世代のアホなので、そんなヤツを懲らしめても虫を潰す程度の快感しかえられないのが残念。
一応、この透明世代を語るシークエンスが長時間用意されているのだが、この辺がいかんせん面白くない。
アホからアホだといわれたからが殺しの動機とか、背間から注目を浴びたいだとか、結局はマザコン一辺倒でしかない現実をみない主犯格の生徒・・・・・
なにこれ？　ゲーム世代の犯罪動機のテンプレを見せつけれられているみたい。ちっぽけすぎ。いや、元からちっぽけな連中なんだけどサ。
彼らの家庭環境が悪いとか言われても、それと犯罪性とは無関係でしょ。学校なんて狭い世界しかないガキなんて、敵役として役不足なんだよね。
最終シーンの軽さがそれを物語っている。小奇麗なさわやかコカコーラＣＭ演出がないと見れない作品。透明世代には、雲と空が似合うよね。でも面白かったよ。ｂ

これ