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★映画批評箱
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(tgltna) 2014-03-17 22:32:57作成 2014-05-09 11:31:28更新 1000投票 19有効票 27気になる 24興味無い 91959参照 はてなブックマークはてなブックマークに追加 Twitterでつぶやく

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2. 『アメイジングスパイダーマン2』についてのコメントGoogleYouTube

https://www.youtube.com/watch?v=7qgpLEi63iU
アンドリュー・ガーフィールド主演、マーク・ウェブ監督のメガホンで人気ヒーローシリーズをリブートした「アメイジング・スパイダーマン」(2012)の続編。
スパイダーマンとしてニューヨークの人々を守り、ひとりの男性として恋人グウェンを愛する日々を送るピーター・パーカー。しかし、街を離れていた旧友のハリー・オズボーンが
戻ってきたことから、その生活に少しずつ変化が現れる。そんな中、高圧電流を武器とするエレクトロ、強力なサイ型パワードスーツの超人ライノ、高速グライダーで全てを切り裂く
冷酷なグリーン・ゴブリンなど、スパイダーマンのいない世界を作ろうと目論む強敵が次々と出現する。
ハリー役に注目の若手デイン・デハーン、エレクトロ役にオスカー俳優のジェイミー・フォックス、ライノ役にポール・ジアマッティなど豪華キャストが新参入。
[#1](whiott) 2014-04-27 09:00:50

本作はスパイダーマン3と同じミスを犯している。疎遠になる恋人グウェンとの関係、敵であるエレクトロ、かつての友人のグリーンゴブリン、自分を置いて去っていった殺された父の事件の真相、スパイダーマンとしての活躍と
主軸となる物語がないために散漫な物語運びになっている。一つの作品として物語の吸引力が弱いのだ。良く言えば欲張りなんだろうが、やはり原作のネタ処理に追われての「落ち着きの無い性急な構成」という印象はぬぐえない。
一応、5つのパートはそれなりに関係を持っているのだが、対エレクトロ戦以外は何もかもが次回作に持ち越しのために、続編のための続編という俺の最も嫌いな作風に落ち着いてるのも低評価の一因だ。
見所は回りの人間を助けながら敵と戦う、ある意味余裕しゃくしゃくな器用なスパイダーマンの動きくらいで、悪役との戦闘自体は淡白で、前作のが出来は上。つーか、マークウェブはもう監督を降りていい。★★☆(6段階評価)b
[#2](whiott) 2014-04-27 09:26:36

今回はっきりしたのはリブート版スパイダーマンは毎回出てくる悪役との戦いを主軸に置いてあり、あまり主人公の苦悩や葛藤という面に重きを置いてないということだ。前作のラストでアッサリ反故にしたグウェンの父親との約束も
なぜか2では約束を守るかどうか悩んでいる。おかしいのは卒業式の壇上でグウェンとキスし、家族の前でイチャついた後に「別れようか・・・」と悩みだすところ。短期記憶障害者なのかピーターパーカーは? 
その後、別れると大見得をきったくせに未練タラタラとストーカー行動をし、デイン・デハーン演ずる友人との会話でも別れたとは言わない。ここで不思議なのは恋人を危険にさらしたくないから別れるという動機。
何がどうして恋人が危険なのか俺にはサッパリ分からない。前作でグウェンのお父さんが死んだのはスパイダーマンとリザードマンとの戦いの間に割り込んだからで、戦いに巻き込まなければ恋人は危険ではないのに、何をこのバカは
悩んでいるのかと言うのがシコリとして常にあるのでイライラする。この間、まったくNYの街をスパイダーマンが救う描写が無く、意味の無いウジウジした描写が延々と続く。そして最後にはNYを捨てて、グウェンの留学先である
イギリスに行くと言い出すのだ。え?、正義の味方としての立場は?、女優先で簡単にNY捨てるなら、そもそもスパイダーマンなんか辞めればいいだけじゃないか。これのおかげで、スパイディがどんなに人助けしても上っ面の善意に
しか見えないし、現に今作のスパイディはどこかふざけていて、軽口も目立つために、俺の思いは確信にならざるえない。その責務の重さを嘆いたサムライミ版2と同じテーマを描きながら、この温度差は何なのか?
結果、グウェンには原作どおりの結末が用意されていてショッキングなのだが、前作同様にアッサリ立ち直るのに爆笑。こんな結末にするんだったら前作でグウェンの親父は生かし、2で殺し、3でグウェンを殺した方がスマートだと思うんだけどねぇ。
[#3](whiott) 2014-04-27 09:53:12

悪役の扱いもぞんざい。まずエレクトロ。そりゃシリーズ5作目なんだから、今更グリーンゴブリンだけで話を構築するのは観客に飽きられることになるかもしれないが、このエレクトロいる意味が殆ど無い。
監督はメインヴィランだって言うけど、電撃がスパイダーマンに被弾しても服も焦げないし、そもそも「イテェ」で済んでしまうのでまったく燃えないんだよね。相手は透明になれて、消えれて、空を飛べて、体を触ろうにも電撃効果で
うかつに攻撃出来ないという最強すぎる仕様なのに、電気の過充電であっさり撃破。もうちょっと頭使って倒せや!!(つか、これだとエレクトロ復活可能じゃね?)
デイン・デハーン演ずるグリゴブは演技こそ素晴らしいのだけど、そもそもスパイダーマンとの接点が希薄で・・・いや実際は重い接点なんだけど彼の目当ての血清もどきが実はオズコープ社にキープしてありましたってオチのおかげで
スパイダーマンとの関係がマジでどうでもいいもんになってるんだよ。ライノなんて最後に5分ぐらいで出るだけで終了。3人のヴィランの内、2人がまだ決着がついてないってどゆこと? バカなの?
ライミ版でやったことは繰り返さないっていうのは別にいいけど、この怪人とのバトル路線って面白いか? サンドマンとかエレクトロはやりすぎだと思うよ。こんな何でもありの敵作るなよ。フツーに一作に付き一人の敵でいいだろ。
次回作はシニスター・シックスが敵のようでライノ、グリーンゴブリン、Drオクトパス(またかよ)、ヴァルチャー、ブラックキャットはすでに確定か。アメイジングの世界のNYはいつも戦争状態だなオイ(笑)。
[#4](whiott) 2014-04-27 10:12:23