超ツマンネー。デョディ・フォスター＆ジョンＣライリー夫婦vsケイト・ウィンスレット＆クリストフ・ヴァルツ夫婦の密室口喧嘩映画。
息子どうしがケンカして、片方が歯を折られるネタで四人が８０分も延々とどうでもいい話をするのを見せられる。あぁ。
会話がリアルだとか、計算され尽くされているといった趣旨の褒め言葉が散見されるが、「ど・こ・が？」と真正面から反論したい。
まず会話が壊滅的に面白くない。ハムスターを触れない男が、この小動物を見殺しにするネタを映画終盤まで引っ張るのが、その証拠。
4人が時には女性vs男性になったりするのは良いが、いかんせんヴァルツが基本的に「メンドクセェからどうでもいい」というスタンスを
崩さないので人間関係に決定的な亀裂が入っても、「あーはいはい」で話が終わるため。
また話がひと段落して部屋を出ていこうとすると、言葉尻に納得いかない女が帰り際に突っかかって、また部屋に戻るというコントネタ
を何度も何度も見せられるのは芸無しと思われても仕方がない。電話がかかってきても「後で話すから」と切っても、またかかってくると
いうネタも繰り返しすぎ。後半に酒が出てくるのも安易というか、結局、ソレかよって感じ。でも状況は変わらず退屈。おとなのけんかってツマンネェわ。