「判断力の高い人」っていうのがいまいちよくわかんねえから
投票でお茶を濁してるんですよ？

そんな便利なテストがあるなら投票権数なんかじゃなくて
議員自体をテストで決めた方がいいｗ

普通にIQテストみたいのでいいと思うけど。
あと一般常識とか、政治の知識とか。

だから、テストで賢さを測れてそれが政治的判断力の高さを保証するなら
そのテストは選挙民を選ぶんではなく直接施政者を選ぶほうに使った方が早いよ。

テストで政治的判断力の高さが計れると仮定したとしても
個人の政治方針は点数化できないでしょ？
Aという内容の政策を求める人が国民の多数を占めても
Bという政策方針の人達が高得点をたたき出して議席を占めるようなことになる。

なぁ、これと同じだろ？何で項を作り直してんのさ。
◆

バカだな。 そんなことしたら、項作なんか選挙に参加できなくなってしまうのに。

組織票が増長されると思う。
自分が政党の党員もしくは支援団体員だったら、
手の内の人に猛勉強させる。
点数に応じて票が増えるんだぜ？
人数かき集めるよりよっぽど効率よく票数を伸ばす計画が立てやすい。

項作は、小学校の時から塾通いと同じ勉強時間を義務化して、そこから選抜された子どもを教育重点校に入れてもっと長時間勉強させてテストを課して残ったエリートが中央で政治を動かしてる国知ってる？

中華人民共和国って言うんだよ。

＞テストで政治的判断力の高さが計れると仮定したとしても
＞個人の政治方針は点数化できないでしょ？
君は個々人の利害ではなく「政治的判断力」を点数つけて量で政治をやるつってるんだから
それが可能であるならば点数の高い奴に政治をやらせればひと手間省けていいんだよ。

方針に点数つける必要などない。
一番判断力の高い人達が選んだ政策であれば。

項作も、もし自分が賢いと思っているなら、他の人間より優れている点を具体的に説明出来ないとね。

「判断力の判断は誰がするのか」が難問すぎるから、民主主義は多数決を前提にしています。判断力を判断することができるのは、
プラトンのいう哲人王みたいな人格であるはずだけど、仮に理想的な哲人王が現れたとしても、我々には彼が哲人王かどうか分からない。
だからこそ、バカかも知れない人と賢いかも知れない人が同じ一票を持つことが重要です。一蓮托生であることが意味を持ちます。

そもそも哲人政治なんてものは、自由主義の観点から批判される。自由主義の上には成り立たないし、成り立たせちゃいけない。
哲人政治が最善の結果を生みうるとしても、それを肯定することは個人としての自由の多くを差し出すことと同じです。

仮に哲人が出てきたら、ハイハイって言うこと聞きます？　彼に「私は賢いので、あなたの一票をよこしなさい」って言われて、渡します？
渡しちゃうなら、天晴れな奴隷根性です。良い指導者を探して、どっかの全体主義の国で暮らした方が幸せになれると思います。
一票の重さに差があるなんて、自分以外の人間をたやすく「バカ」といって憚らないような人には、一番向いてない政治体制だと思いますけどね。

でもさー、人間には有能な奴と無能な奴がいるのは明らかじゃん。認めたくなくても事実なんだからしゃーない。平等主義の人でもそれは感じてるでしょ？
だったら有能な奴に力を持たせた方が、最善の結果に近付くだろうという考え方は自然じゃないのかね。

会社という組織はそうなってるわな。社員全員に一票持たせて営業方針決めたりしないだろ。下手に舵取ると沈むから。国家でもそれは同じことなんじゃないの？

民主主義は、直接民主制だと面倒くさいからという理由で、一般的に議会制民主主義の形になっています。市民は自分と似た意見の代表者を選んでいるだけなので、愚か者には愚かなことを言う自由（権利）があって、愚かな人を選ぶ自由（権利）があって、それについて責任も持ちます。それが民主主義です。あくまで建前の話ですが。対等の力を持った個人事業主の集団が、自分たちのリーダーを選んで、便利な管理団体を作って運営する、というイメージです。

会社の場合、社長ぐらいになれば愚かなことを言う権利があるかも知れませんが、平社員には自由（権利）も責任もあんまりありません。最終的に責任を持つ人の言うことを聞いて、働いて、稼ぎ出した利益は内部の規定に従って配分されます。国家でこれをやるとどうなるかというと・・・個人事業主たちは会社に就職することになります。自分たちでリーダーを選出したり、それについて責任を持つことはなくなります。より賢明と思われる人が責任を持って、彼らの言うことを聞いて働きます。もしかしたら稼ぎもよくなるかも知れない。

でも、それはちょっとやだな・・・舵取りに失敗して沈没してでも、自分たちでやるべきだ、というのが、民主主義です。
あくまで建前の話ですが。実際は、金持ちしか政治家になれなかったり、知らぬ間に官僚が色々決めたり、「会社」の方のたとえに近いかも知れないですね。

なるほど。沈没するリスクを容認してでも自由を取ったのが民主主義というわけか。俺はそれは困ると思う。企業が倒産を避けなければならないように、国家は沈没を避けなければならない。人間は賢さを使って、少しでも多く幸せに、少しでも長く生き延びなければならない。衆愚政治がそれを妨げているなら、それに代わる方法を考えなければならない。プラトンは哲人政治の実現に失敗した。しかしそこで諦めてはならないんじゃないかなあ。

俺も基本は民主主義に賛成なんだよ。だけど現状みたいに、人間がバカか賢いか計る方法はないと決めつけて、20歳になったら誰にでも一票与えるというのは、あまりに手抜きというか極端ではないだろうか。もうちょっとこう、今の民主主義と哲人政治の中間みたいな、「賢い民主主義」とでも呼べるような、うまい落とし所を探ってみた方が世の中良くなるんじゃないのか。

自民と官僚に都合が良いテストができあがるだろうよ。

なんか会社は能力主義で理想的みたいなこと言ってるけど、今一番醜態さらしてるのはいざ破綻を前にしたら責任とって潰れることもせず民主主義政府と国民の税金に救済されてる大企業じゃないか。

大企業が潰れたら失業者で溢れかえるからな。
アメリカだけど、GMやクライスラーが潰れたらまたとんでもないことになるだろうな。

長文をダラダラと書いてしまいましたが、餅は餅屋に任せたい、という考え方は理解できますし、大部分で賛成です。
個人的に、裁判員制度には大反対ですし（あれは英米法の考え方で、日本の民主主義には全くそぐわないと思います）、
官僚は頭のいい人にやってもらわないと困ります。

ただしそれでも、代議員を一人一票の投票で選ぶという原則は、崩すべきではないと思っています。
このあたりは政治観の問題で、正しいとか正しくないって話じゃないのかも知れませんね。

年齢や職業ごとに有権者の定数を決め、試験で定数に入選した人だけに
一票の投票権を与えるという仕組み。選挙権がステータスになる反面、
法の裏をかいた仮面ニート、仮面ブルーカラーが続出する。

もうちょっと言うと、再考を要するのはむしろ被選挙権ではないか、代議員の側に資格試験を設けてはどうなのか、という発想にならないこと自体、「自分は選挙権を認められるはず」「自分より低レベルな人間には足を引っ張られたくない」という危険な特権意識を孕んでるようにも思います。

また、選挙権を持たない成人が、社会において一体どのような存在になるのかという問題もあります。権利を手放すことで、ある種の義務からも解放されるのか。それとも義務だけは負い続けろ、ということになるのか。後者であれば、かなり不思議な統治の形が生まれることになります。恐らく、また革命からやり直すことになるでしょう。

民主主義は、様々な妥協によって無理矢理成立している、かなり過激な政治体制です。近代憲法が基本的人権を最重要項目に掲げている限り、多分ずっと過激なままでしょう。我々が自分で自由を手放す判断をすれば、もうちょっと能率の高い、賢い社会が生まれる可能性もありますが、誰も手放したくないのです。

民主主義を否定する人がずっといるけど、じゃあ民主主義より良い制度の国はどこなのと聞きたい。
あと賢い人間はいると思うけど、項作は違うと思うぜ。どっちかといえば逆じゃねぇの？

ぼくのかんがえたさいきょうのせいど

#22
ネットで民主主義を否定してる人間は結構本気で全体主義が最良と思ってるとエスパー。
「民主主義のこういう所は良くないが、この点はメリット」とか考えられない二元論者が多いしね。