インフレになったら何が解決するの？
誰が幸せになるの？

借金の名目が下がらないのに金銭の価値が下がり負担になる。
逆に、インフレだとその逆でバブルになりやすい。

インフレになれば企業収益が増して雇用率が上がる。
物価上昇に連動してやがて賃金も上がるから雇用率増加はインフレの入り口の間だけだけど。
資産を現金でため込んでないほとんどの人は一時的に幸せになる。

ものすごく乱暴に言えば、「デフレ＝経済規模の縮小」。

「消費者が渋って安い商品しか買わない」→「企業が儲からない」→「給料が下がる」→「消費者が渋って安い商品しか買わない」→

これがデフレスパイラル。そのうち「買わない」のところが「買えない」になって、全体としての経済が縮んでいく。
縮んだ経済がどういうものかというと、物価が日本の1/10ぐらいの国の経済を見てみれば、大体イメージはできると思う。

#4
でもデフレは低成長でも持続できる社会への移行手段とも言えない？
移住食が10分の1になれば、今みたいにあくせく働かなくても生きていけるんだしさ。
高級車やブランド品が欲しいって人には望まないかもしれないけど、今の若い人はそうではないでしょ。

外こもりなんて言葉もあるし。

海外の物価の安い国で引きこもる「外こもり」
http://www.nextglobaljungle.com/2008/01/post_263.php

外国から買っているのが高級車やブランド品だけなら問題ないかもしれんがね、
最低限生きていくための食い物だって国内需給率４０%しかないんだけど。
日本の経済が落ち込むと、今まで買えた海外の安い食料だって買えなくなるんだよ？
　
＞移住食が10分の1になれば、今みたいにあくせく働かなくても生きていけるんだしさ。
収入も1/10以下になるんだけど。

「安い商品しか買わない」→「企業が儲からない」？
デフレで円の価値が上がってるから、安い商品の売り上げでも儲かってるんじゃないの？

#6
＞食い物だって国内需給率４０%しかないんだけど
それカロリーベースとかじゃなくて？
オージーとかアメリカから肉ばっかり輸入してるからってだけでしょ。

＞今まで買えた海外の安い食料だって買えなくなるんだよ？
だから国産を安く買うためのデフレなんじゃん。

>外こもりなんて言葉もあるし。
>海外の物価の安い国で引きこもる「外こもり」
>http://www.nextglobaljungle.com/2008/01/post_263.php
それ日本でバイトで溜めた金を
物価安い国に持っていって細く長く暮らすって話だよ
日本全体がデフレになって失業者だらけにしてそんなこと出来ると思うの？

ていうかそこまで馬鹿な奴が参加するなよ

＞だから国産を安く買うためのデフレなんじゃん。
収入も落ちるって既に突っ込まれてんだろ

だいたい移住食ってなんなんだよ？
ただの変換ミスって間違いじゃないし

本当に知識が無いのか、ただ煽りたいのかどっちなのかね。
　
＞＞今まで買えた海外の安い食料だって買えなくなるんだよ？
＞だから国産を安く買うためのデフレなんじゃん。
無い物をどうやって買うんだい？
無いから外国から輸入してるのにさ。デフレと平行して需給率が上がっていくとでも思ってるのか？
　
あと、燃料はどうするの？需給率上げるために農業推進しようったって油が無いとどうしようもないよ。
海外から源油や天然ガス輸入するのに、日本国内でいくらデフレだろうと国際価格は安くならないんだけど。

#11
自分が無知という可能性を考えてみたら？

民主党農政で食料自給率は上昇するか「カロリーベース」に騙されるな
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2747

#12
横やりすまんが、それこそ数値にだまされてるんじゃないの？
そのサイトだって「カロリーベースが低いから生産額ベースで高く見せてる」という逆の可能性だってあるわけで。
　
小麦が取れないのは現代食生活で致命的だと思うけどなあ。
あと燃料の油だけじゃなくて食用の脂も５～６％くらいなんじゃなかったっけ。

っていうか、デフレの何が問題かってのは中学校公民の教科書に書いてあるわけだが、
その見解を知った上であえて『何が問題なの？』と聞いてるの？

教科書は全国統一じゃないから教科書云々って共通認識持てるのか知らないが。
教科書には良いことも悪いことも書いてると思う。
特に「今の」デフレの何が問題かだろ。

#14
そりゃ今までの価値観なら富を増やし続ける事が正解なんだがら、
生活レベルを下げてゆるく生きようなんて考えは教科書に載ってるはずないだろ。

「殺伐とした経済至上主義から脱して、精神的な豊かさを重視したスローライフ」とか言う人もいるけど、今それができないのを人のせいにしてる連中は、低成長の時代に入っても単なる耐乏生活を強いられて不満を覚えるだけじゃないかね。貧乏な国の大変さは、外国を旅行すりゃ分かるよ。道路はボロボロ。公共交通機関は1日数回通るだけ。まともな品質の電化製品は高嶺の花。そういう中で豊かに生きる方法を身につけてる人は単純に素晴らしいが、わざわざ大変な社会を目指してどうするよ。

＞生活レベルを下げてゆるく生きようなんて考えは教科書に載ってるはずないだろ。
ゆるく生きる事すら出来なくなるんだけどな。
職を失って今日の飯すら事欠くのを「ゆるく生きる」っていうなら、もはや価値観違いすぎてどうしようもないわ。

デフレだと、実質金利が上がって借金が不利になる。逆にインフレだと実質金利が下がり、借金が有利になる。
もちろん1、2%の事だが、これが何年も続くと大きな差になってくる。真っ先に影響が出るのは企業の設備投資。額が大きいし、返済期間も長い。

企業は設備投資を抑制して、、身の丈にあった経営をする。国内需要の6割が設備投資だ。需要が減る。
「身の丈にあった経営」は良い事に思えるかもしれないが、それが強要される経済状況だと、ネガティブな側面が出てくる。アイディアがあってもそれに見合う資本が無ければ、諦めるしかない。借金のリスクは高いし、借りたが最後、それが年々悪化していくんだから。

需要が減った市場で企業はどうするか。コストを削る。売上げが半分になっても、コストを1/2にすればトントンだ。更に削れば儲かる。コストを削った商品群が溢れ、企業は更にコスト競争に陥る。真っ先に切られるのは人件費。

もちろん物価の下落率より、所得の下落率の方が高い。右肩下がりの所得を実感した人達は、企業と同様、デフレに最適化した行動を取る事になる。つまり、借金をせず、モノを買わず、必要なモノでもギリギリまで値下げを待ち、金を貯める。需要は減る。これがグルグル回る。企業や個人単位の視点ではそれぞれ利になる行動を取っているのにも関わらず、全体としては拙い方向に行ってしまうと言う「合成の誤謬」っぽい状況。

逆に言えば、経済情勢に左右されない職(公務員とか)に就いている人は、もしかしたらデフレもスローライフって感じで良いのかもしれん。
職と(ある程度の)給料は保証されてて、物価が年々落ちていくんだからね。ただ、それがずっと持続可能かっつーと・・・。

＞経済情勢に左右されない
　
公務員の給料は人事院が民間と比較して決めてるから、民間が下がれば公務員も下がるよ。
零細企業とかに合わせてるわけじゃないから極貧ではないけど、物価が下がっても給料も同様に下がるというのは民間と同じ。
地方公務員は自治体裁量もあるから金持ち自治体の地公はいいかもしれないけどね。

うむ。だからある程度の給料と書いた。ただ、民間よりは下がりにくいし、職が保証されていれば、下がっても「スローライフ」でいられる。
実際デフレ下では、公務員の安定性という長所がより際立ち、官民格差は広がる一方だ。
http://d.hatena.ne.jp/nyanko-wonderful/20091227/p1

逆に好況時には給料が上がりにくい、となるんだけどね。近視眼的に見ると彼らのような人達にはデフレを望むインセンティブがある、・・・のかも。だから下みたいにぼんやりと「低成長でいいじゃん」「スローライフでいいじゃん」みたいな主張になるかなぁとエスパー。普通に考えるとデフレが良いなんて有り得ないからね。

物の価格が下がるという表面的な事象だけを見てデフレを喜ぶアホは結構いるよ。